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家庭料理を始めるための基本セット
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- Nivos Cook 編集部
料理を始めるときは、道具売り場を見る前に、家で食べたいものを三つほど書き出してみましょう。ごはんと味噌汁、野菜炒め、具入りのうどんなど、普段の食事で十分です。その料理に必要な作業をたどると、先にそろえるものと、後からでもよいものが分かります。広い台所や立派な道具一式がなくても、切る、加熱する、盛りつける場所が確保できれば自炊は始められます。
買う前に台所の寸法を確かめる
まず調理台と収納棚の幅を測り、コンロの種類を確認します。鍋底が熱源に対応しているか、取っ手が隣の鍋にぶつからないかは、見た目より大切な条件です。一人暮らしの小さな流しでは、大きすぎるフライパンを洗うだけで負担になります。店では持ち上げたときの重さに加え、食材が入った状態でも扱えそうか想像してください。
今ある食器も見直しましょう。深めの皿は炒め物にも汁気のあるおかずにも使えますし、大きめの器なら一時的に材料を受けることもできます。手持ちのもので間に合う作業まで専用の道具を買う必要はありません。ただし、耐熱表示のない器を加熱に使うなど、用途を超えた代用は避けます。
切るための道具は扱いやすさを優先する
包丁は、野菜も肉も切れる家庭用の三徳包丁を一本用意すると便利です。柄を握ったときに手が滑りにくく、重さを無理なく支えられるものを選びます。刃渡りが長ければ便利とは限りません。小さなまな板しか置けない場合は、包丁を動かす余裕も含めて考えましょう。
まな板は食材がはみ出しにくく、流しで洗える大きさが目安です。置いたときにがたつく場合は、下に清潔な滑り止めを敷きます。生肉や魚を切った後は、包丁とまな板を十分に洗い、必要に応じて材質に合った方法で消毒してから別の食材に使います。最初は野菜を先に切る順番にすると、途中の洗い物を減らしやすくなります。
皮むき器や料理ばさみは、よく作る料理が決まってから足しても遅くありません。じゃがいもを頻繁に使うなら皮むき器が役立ちますし、青ねぎや海苔を少量だけ切るなら料理ばさみが便利です。使う場面が浮かぶ道具から増やしてください。
鍋とフライパンで加熱の幅を作る
鍋は汁物や麺を作れるもの、フライパンは炒め物と焼き物を作れるものを選びます。一人分なら小さめの片手鍋が扱いやすい一方、麺をゆでるには吹きこぼれを防ぐ余裕も必要です。何人分を作るかだけでなく、何を加熱するかによって容量を決めましょう。ふたがあれば蒸し煮にも使え、野菜をやわらかくする調理が楽になります。
フライパンは、持ちやすさと手入れのしやすさを基準にすると選びやすくなります。表面加工があるものは、説明書に従って火加減や調理器具を選びます。金属のへらで強くこすったり、空のまま長く加熱したりしないようにしましょう。道具の特徴に合った使い方を覚えることが、買い替えを減らす近道です。
小物は調理の途中を想像してそろえる
ボウルとざるは、野菜を洗う、麺の湯を切る、調味料を混ぜる場面で使います。重ねて収納できる組み合わせなら場所を取りません。熱い鍋からざるへ移す作業を考え、流しに安定して置けるかも確認しておくと安心です。小さすぎるざるでは、湯切りのときに食材がこぼれやすくなります。
計量スプーンは、味つけを再現する助けになります。最初のうちは目分量に頼らず、よかった配合を記録すると、自分の好みをつかめます。菜箸かへら、おたま、鍋つかみも、作る料理に合わせて用意しましょう。熱い鍋を持つための布は、ぬれたものを使わず、乾いた専用品を手の届く場所に置きます。
食材と調味料は使い切れる量から
主食を一種類、卵や豆腐などのおかずの材料を二種類、使い回せる野菜を数種類用意すると、献立を組み立てやすくなります。玉ねぎは炒め物と汁物に、にんじんは煮物と和え物に使えます。買う量は安さだけで決めず、次に買い物へ行くまでに食べる分を基準にしてください。
調味料は塩、しょうゆ、油を土台にして、作りたい料理に応じて味噌や酢を加えます。だしを使う料理が多ければ、使い切りやすい形のだしも便利です。大瓶のほうが割安でも、使う頻度が低ければ小瓶のほうが管理しやすくなります。開封後の保存場所は、容器の表示を確かめて決めましょう。
最初の一食で足りないものを見つける
準備ができたら、ごはん、豆腐の味噌汁、野菜入りの卵焼きなど、身近な献立を一度作ってみます。調理中に置き場所が足りなかったのか、湯切りがしづらかったのか、困った場面を一つ覚えておきましょう。次の買い物では、その不便を解消できる道具だけを検討します。
保存容器は、残りのおかずが入る浅めのものから始めると使いやすいでしょう。冷凍や電子レンジに使うなら、それぞれに対応しているか確認します。最後に包丁を安全な場所へ戻し、調理台を空けておけば、次の食事作りにすぐ取りかかれます。道具の数より、毎回迷わず使って片づけられる配置を整えることが、家庭料理を続ける支えになります。
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