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家庭で鶏肉を安定しておいしく焼く方法
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- Nivos Cook 編集部
鶏肉を焼く時、前回と同じ時間にしたのに、今日は硬くなったり、中心がまだ冷たかったりすることがあります。肉の大きさや厚み、フライパンに入れる量が違えば、火の通り方も変わります。家庭で仕上がりを安定させるには、時間だけを頼りにせず、焼く前の準備と加熱中の確かめ方をそろえることが役立ちます。
最初は、同じ部位で練習する
もも肉とむね肉では、食感も扱いやすい加熱方法も異なります。もも肉は脂があり、煮物や照り焼きなどにも使いやすい部位です。むね肉は脂が少なく、加熱しすぎると硬さを感じやすいため、厚みを整えて火の入り方を見極めることが特に大切です。ささみも小さいからと放置すると、すぐに水分を失います。
まずは骨のない同じ部位を選び、近い重さのものを繰り返し調理してみましょう。骨付き肉や丸鶏に替えると、これまでの焼き時間をそのまま使えなくなります。料理を覚える途中では、肉の種類を固定すると、火加減を変えた結果が分かりやすくなります。
厚いところを開いて、差を小さくする
一枚の肉でも、端と中央では厚みに差があります。厚い部分に包丁を寝かせて切り込みを入れ、左右へ開くと、全体が均一に近づきます。むね肉を切り分けて焼くなら、繊維の方向を見ながらそぎ切りにすると、厚みをそろえやすく、口当たりも整えられます。
たたいて伸ばす場合は、肉を丈夫な袋などで覆い、汁が飛び散らないようにします。薄くしすぎる必要はなく、目立つ厚みの差をなくす程度で十分です。下ごしらえを終えたら手や道具を洗い、肉を置いた皿を焼き上がり用にそのまま使わないよう、清潔な皿を別に用意します。生の鶏肉を水で洗うことも避けます。
塩は重さを基準にすると調整しやすい
毎回なんとなく塩を振ると、肉の大きさによって味が変わります。塩だけで下味をつける場合は、肉の重さの約〇・八パーセントを出発点にすると、次回の調整がしやすくなります。三百グラムなら二・四グラムです。しょうゆや塩気のあるソースを後から加える料理では、下味を控えめにします。
下味をつけて待つ間は冷蔵庫に入れます。中心を温めようとして長く室温に置く必要はありません。焼く直前に表面の水分を清潔な紙で押さえると、余分な水分で蒸されにくくなります。使った紙はすぐ捨て、肉汁が作業台や調味料の容器に移らないようにしましょう。
フライパンには、少し余裕を残す
肉を隙間なく並べると、出てきた水分が逃げにくくなります。焼き色をつけたいのに肉が汁の中で煮えるようになる場合は、火力だけでなく量を見直します。二枚を無理に焼くより、一枚ずつ焼いたほうが状態を確認しやすいこともあります。
油の量は皮の有無やフライパンの材質に合わせます。皮付きのもも肉なら、皮を広げて下にし、表面が鍋底に触れるように置きます。最初だけへらで軽く押さえると、反った部分も接しやすくなります。ずっと強く押しつける必要はありません。焼いている間に脂が多く出たら、やけどに注意して余分な分を取り除きます。
焼き色と中心の加熱を分けて考える
表面に色がついても、中心まで火が通った証拠にはなりません。好みの焼き色がついたら裏返し、必要に応じて火を弱め、中心を加熱する時間を取ります。外側が焦げ始めたのに中がまだ十分に温まっていない時は、さらに強火にするより、穏やかな火で続けるほうが調整しやすくなります。
ふたを使うと蒸気で加熱を助けられますが、皮はやわらかくなりやすくなります。皮の食感を重視するなら、中心まで安全に火を通したうえで、最後にふたを外して表面の水分を飛ばします。砂糖やみりんを含むたれは焦げやすいため、肉を焼く最初から大量に入れず、仕上げの段階で絡めると扱いやすくなります。
温度計で、いちばん厚い部分を確かめる
鶏肉の加熱は、切り口の色や肉汁の透明さだけでは判断できません。食品用温度計を使い、厚い部分の中心が七十五度に達した状態で一分以上加熱することを目安にします。先端がフライパンに触れると肉ではなく鍋底の温度を測ってしまうため、横から差し込むなどして位置を確かめます。
厚みに差がある肉や複数の切り身は、一か所だけで済ませず、火が通りにくそうな部分も確認します。温度が足りなければ加熱を続け、再び測ります。使用後の温度計は説明書に従って洗浄します。余熱で仕上がるだろうという予想に任せず、必要な加熱を終えてから火を止めると、判断が明確になります。
切るまでの数分で、付け合わせを整える
焼けた肉を清潔な皿に移したら、数分置いてから切り分けます。その間に野菜を盛ったり、たれを器に用意したりすると、食卓へ出す流れが整います。休ませることは、不十分な加熱を補うための方法ではありません。特に厚い肉では、皿に移す前の確認を省かないようにします。
食べてみて少し塩が強かった、皮がやわらかかったなどの感想は、次回に一つだけ反映させます。塩と火力と肉の厚みを同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。肉の重さ、切り方、使ったフライパンを簡単に控えておけば、好みに近い焼き方を家庭の道具で再現しやすくなります。
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