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物を増やしたくない人のための調理道具
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- Nivos Cook 編集部
引き出しを開けると、お玉の柄が泡立て器に絡まり、使いたい物だけが取り出せない。調理道具の多さが気になる時は、本数を数える前に、普段何を作っているかを振り返ってみましょう。味噌汁と炒め物が中心の台所と、パンをよく焼く台所では、必要な顔ぶれが違います。自分の献立に出番のある道具を選ぶことが、無理なく物を減らす出発点です。
まずは一週間の献立から考える
最近作った料理を思い出し、使った道具を書き出してみます。包丁、まな板、片手鍋、フライパンのように繰り返し登場する物が、台所の中心です。一方、一度も使わなかった道具にも、季節の料理や来客時だけに必要な物があります。出番が少ないという理由だけで、すぐに手放す必要はありません。
大切なのは、毎日の道具と時々使う道具を同じ場所に詰め込まないことです。週末のお菓子作りに使う型はまとめておき、平日の調理中に取り出す必要のない位置へ移します。引き出しの中に空きができると、手持ちの道具が以前より使いやすく感じられるはずです。
包丁とまな板は扱いやすさを優先する
包丁を一本中心に使うなら、よく切る食材に合った長さと重さを考えます。大きな野菜を切るのに小さすぎる刃では力が入りやすく、逆に大きすぎる包丁は狭い調理台で扱いにくくなります。見た目や本数の少なさより、握った時の安定感と、日常の手入れを続けられるかが大事です。
まな板も、小さいほど省スペースになるとは限りません。切ったねぎをよける場所がなくて別の皿を出せば、洗い物が増えてしまいます。作業台とシンクに収まり、材料を少し寄せられる大きさを目安にします。生肉や魚に使った後の洗浄や、食材に応じた使い分けがしやすいことも欠かせません。
鍋は重ねやすさだけで選ばない
深さのあるフライパンは炒め物や煮物に使えますが、すべての鍋の代わりになるわけではありません。少量の汁物を作るなら、小さな片手鍋のほうが注ぎやすく、洗う時も軽快です。よく作る量に合った鍋を残すほうが、万能そうな大きな鍋一つで済ませるより楽な場合があります。
収納を考える時は、ふたと取っ手まで含めて確認します。鍋を深く重ねると、下の一つを使うたびに全部持ち上げなければなりません。毎日使う鍋はすぐ取れる位置に置き、ふたも対応する物が分かるようにします。表面を傷めない収納方法など、道具ごとの扱いにも気を配りましょう。
ボウルとざるは献立に合う組み合わせに
ボウルは、卵を溶く、和え物を作る、下味を付けるといった作業に使えます。大小をそろえるなら、実際に作る量で選びます。和え物を混ぜる時に材料がこぼれるなら、少し余裕のあるサイズが便利です。反対に、少量のたれを作るだけなら、手持ちの小鉢で十分なこともあります。
ざるはボウルとの収まりだけでなく、網目の洗いやすさや水切れも確認したいところです。麺をよくゆでるなら持ちやすさが重要ですし、少量の野菜しか洗わないなら大きすぎる物は場所を取ります。収納時にきれいに重なることと、調理中に使いやすいことの両方を見て判断します。
小さな道具には残す理由を持つ
菜箸、へら、トングは用途が重なる部分もありますが、得意な仕事は違います。細かな具をほぐすなら菜箸、鍋底から返すならへら、大きな食材をつかむならトングというように、普段の手の動きに合う物を選びます。似た形の道具が何本もある場合は、よく手に取る一本を確かめましょう。
計量スプーンや皮むき器のような小物も、場所を取るからと無理に省く必要はありません。味付けを安定させたい人には計量道具が役立ちますし、野菜の皮むきが苦手なら皮むき器は頼りになります。反対に、使うたびに組み立てが必要で洗うのも大変な道具は、便利さより負担が勝っていないか見直してみます。
増やす前に洗って戻す場面を想像する
新しい道具を迎える時は、料理中の姿だけでなく、使い終わった後も思い浮かべます。細い溝まで洗えるか、部品をなくしそうではないか、十分に乾かせるか。収納先が決まらないまま買うと、便利な道具でも作業台に置きっぱなしになりやすくなります。
迷う物は、しばらく今ある道具で調理して、不便だった場面を具体的に覚えておきます。毎回同じ作業に手間がかかるなら、専用の道具を足す理由があります。反対に、一度代用して問題がなければ、急いで増やさなくてもよさそうです。引き出しを開けて必要な物をすっと取れること。その使い心地を基準にすると、自分に合う道具の数が見えてきます。
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